秘密のエッチなおきつね様

599
2
0
0

kb10uy

kb10uy (kb10uy)


「だからー、ホントなんだってば~~!」

春も終わりを告げて梅雨に入る前の心地よい日差しの下、優と太駆也はまたろくでもない話をしていた。

「お前いくらなんでもエッチな本の読みすぎだろ」
「それは太駆也もでしょうが、実在する体験談だよ」
「知ってる知ってる、最後に書き手が死ぬやつ」

三大欲求全部性欲の通り名で知られている(らしい)優、排尿に一家言ある太駆也。
太駆也は表向きにはいかにもまともそうに振る舞ってこそいるものの、夜の活動は優と大差ないスケベさんである。
そんな二人が馬が合わないはずもなく、こうしてシモい話で盛り上がり続けてはや5年の仲なのだが……。

「作り話にしてももうちょっと現実性を帯びさせたほうがいいよーそれ」
「別に僕が作った話ってわけじゃないしぃ……体験者の証言は一致してるよ」
「はぁ………」

–– 市役所の裏手にある神社には、男子学生しか知らない、そして大人になったら忘れてしまう、秘密があるという。
–– 初夏の夜、その神社にお参りをすると、突然人間に化けた女狐が現れて、エッチなことをしてくれるのだ……。

……という噂を聞き付けてきて、優はひたすらに太駆也を説得しようとしていた。優はそれが真実である、この身でもって体験した、と言って譲らなかった。
政治的に正しい太駆也は、そんなことがあるわけないだろう、とこちらもまた譲らないのである。

「……まぁ最終的に信じるかどうかは太駆也次第だけど、後悔とか逆恨みはやめてよね」
「ありもしない事実に後悔も恨みもねえよ」
「ぐぬぬ………」

ここまで太駆也が優の話を信じようとしないのに、もちろん理由がないわけではない。早い話、優に何度となく「騙されて」きたのだ、太駆也は。
優に悪気があったというわけではなく、彼があまりにも現実味たっぷりに話すのを真に受けてしまった太駆也が、再現性の無い行為が再現できずにシコ寝入り、というパターンがほとんどだ。だから、今度こそ騙されまいと、太駆也は常に思っている。思っていることは実現しないものである。優のトークの不思議な魅力に引き込まれ、最終的にはいつも太駆也は折れてしまう。

ならば。
今回ぐらいはサクっと折れてみるのも手ではないか。中折れではないけれど。

「あーでもその神社って帰り道ちょっとそれたところだったなーうん」
「?どうしたん」
「いや、たまには信じてみるのもいいかなって、優をまるっきり信用してないみたいに思われるのも嫌だし」
「あはは、そっかあ。別に信用してないんだなーとかは思ったりしないけど」

「じゃ、僕は今日はまっすぐ帰るから。どうぞ楽しんでねーっ」
「ん、じゃな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

……はあ。どうかしてるよ俺は。なんだって優のあんなキモオタクトークに丸めこまれてみようなんて思ってしまったんだろう。ってキモオタクは自分もじゃないか、人のこと言えない。エッチなことしたくないなんて本心じゃないのは優が一番わかってるだろうけど、それでも政治的に正しいというキャラクターと自分の本能とどっちを取るかってーのは中々難しいなあ。

優は、墜ちた人間なのか?それとも、俺が背伸びして高いところに留まろうとしているだけなのか?それとも両方?自分から見たってわかりゃしねえよんなもん。インクの奴は「どっちもどっちで両極端じゃん」とか言ってくるし。まあここではっきりさせてやろうじゃないか……。

「……っ」

ここが、噂の佐多積(さたづみ)神社である。
この市の少子化の一因だといって、末代を生む神社だ、なんて呼ぶ人もいる。

参道を進み、賽銭箱の前までやってきた太駆也。
引き返すなら、今しかない。
しかし、結局。
太駆也は自分のセブンティーンを抑え切ることはできなかった。


「えっと……手順はー?」
優から渡されたメモには、いかにも彼らしい自体で、このように書かれていた。少しだけ、イカ臭かった。

1. 賽銭を入れる(お札は音がしないからダメ)(あと金額は高いほうがサービスが激しい)
2. 鐘を一度鳴らす
3. 音を立ててズボンのチャックを下ろす
4. 社屋の右手の軒下に座って待つ
5. ぴゅっぴゅっ

「……フフッ」
絵面が面白すぎる。とくに3番。まあでもやるか。

手持ちの小銭は 729円。 500 100 100 10 10 5 1 1 1 1 だ。
500円玉を入れるという選択もネタ的にはありかもしれないが、ハズレた時の悲しさがヤバそうだし、100円にしとくか。
……優は500円入れてそうだなあ……。

コンッ!コン、スーッ……チャリン。
ワンクレジットが、箱の中へと消える。

……からんからん。
乾いた鐘の音が、辺り一帯の林に吸い込まれ、消えていく。

「はぁ……。スーーッ……ハァーーーー」
ダメだ。ここでやめたら100円とプライドが無駄になっちまう…。

ジーーッ!!
(下ろした!!許してくれ!!)
下りきったのを確認するやいなや、太駆也はすぐに右手の軒下へと向かい、ゆっくりと腰掛けた。

「…………」
境内は、外から見たときよりも明らかに暗い。まるで、世界がヒメゴトを隠そうとしているかのように。

「…………」
少し強めの風がふく。今まで雲に隠れていた月が、スッと姿を現す。
月明かりが、社会の窓を柔く、それでいて強く照らしているのがいやでも目に入る。


「……んーー?また新しい子?」
「うわっ!!??」
「うひゃぁっ、びっくりした……って、こっちがびっくりするのもおかしいね」

いきなり人が出てきた。あ、少女だ。
そして特にこちらに怯える様子もなく、隣に座ってくる。

「え、あの、あな……たは……」
「あ、私?私は未緒」
「誰……?」
「見てわかるでしょ~、この神社の巫女ですっ」
「え、じゃあもしかしてウワサの……」
「そうだよ、私が人呼んで『秘密のおきつね様』!!」
「す、すごい……」
「……あー。あはは……。一応いっとくけど、きつねじゃないからね……?」
「え」
「そんなわけないじゃん、もっと現実を見てよー……」
「もう未緒ちゃんが出てきてる時点で現実じゃないと思うんだけど」
「むーー……」

本当に出てきてしまった。言葉が出ない。

「たくやくん、でいいんだよね?」
「え、そ、そうだけど、なんで俺の名前知ってるの」
「んー、女の勘かな」
「やっぱりキツネだろ」

今一つ人間であるという証拠に欠けるが、見た目は正真正銘の美少女巫女だ。
正直かなり太駆也の好みのタイプの女子だった。

「……ふへへ」
「何、だよ」
「やっぱりたくやくんもオトコノコだね。100円も入れるなんて」
「うぐ」
「しかも、ほら」

そういうと、未緒はこちらに屈みこんできて、太駆也の腿を両手で固定しながら、

「もうおっきくしてるってことは、期待、してるんでしょ?」
「ッッッ!!!」

そのとき初めて太駆也は、自分のムスコがガチガチになっているのを認識したのである。

「え、うわ………あぁぁあ……」
「んー?どしたの?」
「い、い、いつから……自分のが、こんなに……」
「もうわたしがきたときにはぱんぱんだったよ?」
「え、そんな……。う、うっ……。うえぇぇぇぇ……」

訳がわからなさすぎて、太駆也は泣き出してしまった。今まで優にすら見せたことのない泣き顔を、会ったばかりの恐らく年下の少女に見られるなんて、自分はなんて情けないんだろうか。

「あーあーもう、泣かないの。とりあえず1回だせばすっきりする?」
「ぇぇえ……わかんねえよぉ……」
「そっかーわかんないかー、じゃあやっちゃおっか」
「は、え、あの、」

そういうと、未緒は手際よく太駆也のペニスを取り出し、白く柔らかな手でゆっくりとしごき始めた。

「うぁっ……んっっ……はァ、っハァ……」
「んふふ、気持ちよさそうでなによりだなぁ」
「それとも、たくやくんはおててよりおくちのほうが好き?」
「ああっ……そ、ん、それは……」
「もう手で十分っぽそうだねえ」

どう考えても素人ではない。歴戦のソープ嬢のような手際よさで、太駆也のペニスをどんどん攻めたてていく……。
太駆也はもう喘ぐことでせいいっぱいだった。そんな太駆也をよそに、未緒は耳元で囁きつづける。

「ふーっ…ねえ、たくやくん」
「出したくなったら、ちゃんと声に出してイくっ!って言ってね?」
「そしたら、未緒の手のなかにぜーんぶ、びゅーっ、ってしていいから」
「わたしに、たくやくんのオトコノコを、おもいっきりぶつけていいから」

「ん~!あ、あア、で、出る、出そう、やば、出るぅっっっ!!!!」
「んっ……ふっ……出そう?じゃあ、いくね……?」


「びゅーー!びゅーーーっ!!びゅるるるるっ!!!」
「ンっ………くぁ……。あああぁぁぁ…………」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ふぅ~~。だいぶ射精たね……。1ヶ月ぐらいたまってたでしょ?」
「……ハぁ……ハぁ……ハぁ」

太駆也は言葉も返せないほど、思い切り絶頂してしまった。今にも気を失ってしまいそうだ。それでもかろうじて、首を縦に振る程度の体力は残っていた。

「じゃあ、中で『続き』、しよっか」
「え……続き……?」
「うん。100円入れてくれたでしょ?まだ30円分ぐらいだもん」
「あと2倍ぐらいはキモチイイこと、してあげるからね」

その言葉を聞いた瞬間、太駆也は良い予感と悪い予感の両方がした。悪い予感のほうが強かったかもしれない。
そして、同時に、彼は未緒が狐ではなくサキュバスなのであるという確信を抱いた。

「……さて、とっ。何してほしい、たくやくん?本番が100円相当だから本番以外何でもしてあげられるよ?」
「さ、さっきので疲れちったから……あの、疲れないの、なんか……」
「おっけおっけ~。んー、じゃあ授乳手コキでいい?」
「あ、おう……」

肩をはだけさせ、彼女の乳房はぷるんっとおでましだ。
「右と左、どっちがいい?」
「違いあんの」
「右のほうがちょっと、ち、乳首が、固い、かも……」
「じゃあ、左」
「はーい」

未緒は太駆也をそっと抱き寄せ、顔を自分の胸元に近付けた。
同い年ぐらいの女子の、爽やかなせっけんの匂いと、かすかに母乳のようなあまい香りがした。
左手で太駆也の頭を抱えたまま、右手はまだまだ元気なおちんちんへ。

「じゃあ、ゆっくりしこしこしてくからね~」

抽送第二弾が始まり、やや遅れて太駆也の幼児退行も開始した。
実際に母乳が出ているわけではないが、まるで本当に出ているような空気が口の中に広がる。
太駆也が未緒を吸うたび、彼女の息がわずかに乱れる。
未緒が太駆也を引き上げるたび、彼の腰がぴくっと揺れる。

「たくやくんはあんまり赤ちゃんプレイは好きじゃないんだよね」
「(ちゅぱっ、)え、まあそうだけど本当になんで知ってんの」
「さてー何ででしょー?」

これは太駆也にとっては存外に居心地がよかったようで、1回目とはうってかわって20分ほど続いたのである。

「あ、あー、そろそろ出そう……」
「ん、出そう?若いねえ」
「若いって……未緒も同じぐらいじゃん」
「あー、まあ、それはそうなんだけどね。2回目が出せる人って意外と少ないんだよ?」
「そういうもんか」
「うん。ゆうくん、ってたくやくんの友達だよね?あの子は一晩で6回も出してたからさすがにびっくりしちゃったけど」
「あー、あいつっぽいなwww。……ちなみにそのときっていくらもらったか覚えてたりする?」
「んー……500円が5枚ぐらい入ってた気がする」
「あいつバカだろやっぱ……」
「あ、あはは……(苦笑)。でも本当に元気だったなあ。あんまりびゅくびゅく出るからわたしまで興奮しちゃった」
「まあだから、たくやくんにもその元気を大事にしてほしいな、ってわたしは思うんだよね」
「もし、本当に心から愛する子に出会ったときのためにも、ね」
「……おう……ぁ、あ゙うぅっ!!!」
「ぉおっ……ふふ、またたくさん出たねえ」

半ば行為が終わったような気分でいたので、扱かれ続けていたのに気付かず不意打ちの射精と相成った。
こういう絶頂も悪くないな、と太駆也は密かに思ったのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ふう、おつかれさま~」
「おう、ありが、と、う?」
「えへへ、どういたしまして。きもちよかった?」
「1ヶ月分ぐらい気持ち良かったわ、うん。正直、また来たい」
「そっかそっか~!今度は500円入れてほしいな、なんて言ったらわたしがエッチな子みたいになっちゃうかな」
「いやー十分エッチな子だと思うけどな。でも500円分は俺が持たねえなあ多分」
「大丈夫大丈夫、もし途中で寝ちゃったり気絶しちゃったりしても……」

そう言うと、未緒はまた太駆也の耳元に近付いて……

「夢の中でも、続き、してあげる」

削除する

一度削除した作品は復元することはできません。本当に削除してもよろしいですか?